下痢と関節痛

下痢には、腹痛や発熱といったあらゆる症状が伴う場合があり、そこから原因を絞り込むことができます。
その症状のひとつに関節痛というものもありますが、一般的に考えられるのは「インフルエンザ」ですよね。

しかし、突発的な発熱がなければその疑いは極めて薄く、また39℃以上といった高熱をともなうとはいえインフルエンザと確定するのは早いです。
なぜなら同じ、急な発熱・高熱でも、プール熱とよばれる咽頭結膜炎という病気もあり、これはアデノウイルスの感染が原因。
特徴としては、目の充血や涙、目やにといった病気なので、まず先にそちらが気になるので間違えることはないとは思いますが、知っておくとよいでしょう。

また、関節痛をともなう下痢で懸念されるのは、発熱が特徴的なインフルエンザや、目に異常が出る「プール熱」のほか「急性肝炎」や「全身性強皮症」といったものがあります。
2つの症状が病気の特徴ではないのですが、参考までに覚えておくとよいでしょう。

関節痛を伴う下痢は「急性肝炎」?

下痢や関節痛を症状のひとつにもつ病気に「急性肝炎」という肝障害で、肝炎ウイルスの感染によりひきおこされる症状です。
症状の中には、頭痛や高熱といったインフルエンザと類似するものが含まれていますが、皮膚や白目が黄色くなるといった特徴で見分けることができます。

なお、ウイルスにはA型・B型・C型・D型・E型とあるほか、EBウイルスやサイトメガロウイルス、ヘルペスウイルスなどもあります。
それぞれが肝臓に直接毒素を広げることにより起こるものなので、病気の症として下痢と関節痛が掲げられている位置はほとんどが後方です。

関節痛を伴う下痢は「全身性強皮症」?

関節痛と下痢を症状の中にともなう病気の中に「全身性強皮症」という病気があり、皮膚や内臓が硬くなる病気です。
この発症は「レイノー症状」という皮膚の変化から確認されることが80%のため、下痢と関節痛だけから疑いをかけるものではありません。
参考までに、症状のひとつとなる関節痛は、皮膚硬化によるもので、下痢は病変が小腸に影響を及ぼしたときにおこります。

2つの症状を原点として考えるには確率は低いのですが、「全身性強皮症」は急性ではなく慢性から考えられる病気。
よって、日ごろから下痢ぎみの人は、心配が過敏にならない程度に、知識として入れておくとよいかもしれませんね。


ページトップへ
Copyright © http://geri-info.com/ All Rights Reserved.